──7月にレーベルメイトだけで廻る森羅万象ツアーが開催されることが決まりました。それを記念して、今月から3回に渡ってパート別対談を行う運びとなりましたが、ドラマー対談で注目すべきは、兄弟がいるということですよね?
直人:そうなんですか?
正人:そうですね(笑)。
──直人さんと正人さんがこうして誌面で対談されるのは初ですか?
正人:前に1度ありました。
直人:そうでしたっけ?
正人:兄弟じゃないのかもしれないです(笑)。
──そんな前置きもありつつ、皆さんの交流具合が知りたいのですが?
直人:皆さん初めましてという感じなので、緊張しています。
正人:やりづらい雰囲気出すのやめなさいよ。
たつき:今回に限らず、何度も一緒にツアーを廻ってきたメンバーなので、初めましてという感じではないんですよね(笑)。なので、今回も楽しいツアーに出来ればなと思ってます。ねっ?
和春:あ、はい。僕、たつきさんとは長い付き合いになるんですよ。あと、Johannesさんは会場で何度かお会いしていて。
Johannes:(翻訳済)そうですよね。
正人:僕も何度かお会いしてますよね?
和春:そうですね、一緒のイベントに出させていただいて。でも、こうしてちゃんと話しをするのはこれが初めてです。
正人:よろしくお願いします。
和春:こちらこそ、よろしくお願いします。
──5バンド中、レーベル内で1番先輩なのはダウトですよね?
直人:あぁ、そうですよね。でも、先輩風吹かすのは嫌だなぁって(笑)。でも、こうしてSPEEDDISKのバンドだけでツアー廻るのって久々なんですよね。レーベルメイトだけで廻るっていうのは俺らダウトが入ってからも初めてのことなので、そこはちゃんと意味のあるツアーにしないとダメだし、俺らの想いがファンに伝わるようなものにしたいなとは思ってます。
──意気込み充分ですね。
直人:ドラムというポジションから、普段はフロント陣から下がった位置で演奏していますけど、そこはしっかりと各バンドがファンを取り合うくらいの気持ちは見せていきたいですよね。それぐらいに燃えないとイベントをやる意味はないので。
──まず、どうしたら盛り上がると思いますか?
直人:1バンド目のドラマーから、ドラムのヘッドを全部破っていくっていう。
和春:一発目でバスドラいったら勝ちですね(笑)。
正人:トリのバンドは何も叩けない(笑)。
直人:まぁ、それは冗談としても、そのぐらいの熱い気持ちでいきましょうよ。だって、SPEEDDISKってそういう感じあるでしょ。
正人:レーベルとはいえ、ほぼ自主に近いような感じなので、かなり自由ではありますよね。
──それだけに、ツアー自体どうなるのか未知数ではありますよ?
正人:そうですよね。この間、全バンドで集合写真を撮ったんですけど、ツアーに関してはまだどうなるか具体的なことは決めていないし、グッズとかも出すのかなって。どうする、ドラマーでスティック出す?
和春:グッズでは難しいですよね(笑)。
直人:じゃあ、とりあえずこの流れで、みんなが使ってるスティックのサイズ聞いていい?
たつき:僕は、けっこう細いやつ使ってますね。
和春:具体的なサイズはわからないんですけど、僕は大きいの使ってます。バンドに合わせてというよりも、細いスティックだとすぐに折っちゃうんですよね。それで、折れにくいスティックを使おうと思ったら自然と太くなっていきました。
正人:多分、ここ3人(正人、Johannes、直人)は同じサイズですよ。
直人:ちょっと、数字出しちゃダメだから。
Johannes:(翻訳済)えっ(笑)。
正人:太くて長いやつ使ってます。
直人:グッズでスティックを出すとしたら、多数決で太くて長いやつってことで。でも、スティック出したとしても持ち歩けないから売れないだろうなぁ。すいません、これ以上広がらないので次の話題に(笑)。
──では、せっかくの機会ですので、それぞれに聞いておきたいことはありますか?
正人:じゃあ、昨日の晩ご飯とか。ちなみに僕は、ローストビーフです。
直人:ほんとか?
正人:うん、作った。僕、料理できるし。
直人:それなら、ツアーでも作ればいい。土地の名産を使って。
正人:えっ、屋台出すってこと。やるなら、みんなでにやろうよ。
直人:じゃあ、俺は洗い物やるよ。で、昨日は何食べたかって? 焼き肉だね。
たつき:僕は寿司です。
Johannes:(翻訳済)コンビニの親子丼です。
和春:僕はラーメンです。
──この質問の流れから、皆さんがライヴの時に必ず食べる“勝負飯”があれば知りたいです。これを食べると良いライヴができるというようなものはありますか?
たつき:僕、ライヴの時はカレー食べることが多いですね。だから、今回のツアーでも社長が同行してくれてカレーを作ってくれたら嬉しいなって。
和春:勝負飯というか、ライヴ前には食欲がなくても何かしら食べるようにはしています。
たつき:ライヴ直前でも?
和春:直前でも必ず。何か、お腹空いていると力が出ないんですよね。だから、空腹ではライヴに挑まないことにしてるんです。食べますよね?
正人:食べます。逆に、食べていないとライヴ中にお腹空きます。
和春:空腹だとプレイに影響出ませんか?
正人:食べていないと調子悪いなっていう感じはある。あと、ツアーで地方に行った時には、その土地の名物を食べるとか。なるべく、コンビニ食だけで済ますっていうことは避けてますね。
Johannes:(翻訳済)僕、ツアー行ってもだいたいコンビニ食で済ませてしまいますね。なので、ライヴの勝負飯も、コンビニの何かです(笑)。ただ、お腹が見える衣装の時はあまりご飯は食べないようにしていたんですけど、食べないと頭がうまく回転しなくて。なので、極力食べるようにはしています。
直人:衣装、過激だもんね。俺、勝負飯というか、ライヴ前にレッドブルは飲むようにしてますね。しかも、ライヴが始まる1時間前って決めて。多分、何かのせいにしたがるんですよ。例えば、ライヴ中に演奏でミスったら、今日レッドブル飲んでないからだ~って(笑)。だから、なるべくルーティーンは崩さないようにしてますね。
──なるほど、それぞれに違っていて面白いですね。他に何か聞きたいことなどは?
たつき:趣味とか気になりますね。僕はお酒が好きなのでみんなで飲みに行けたら嬉しいんですけど、ライヴ前日はお酒飲まないって決めているので、どうしようかなと。
正人:それもルーティーン的な(笑)。
たつき:ですね。万全の体制でライヴに臨みたいので。けど、こうしてみんなで集まれる機会ってなかなかないじゃないですか。
直人:じゃあ、たっちゃんだけは誘わずに飲みに行くわ。
たつき:本来は飲まないけど、このツアーでは行こうかなって思います(笑)。
Johannes:(翻訳済)僕、ブラックバス釣りが趣味なんです。
正人:ツイッターにもよく写真載せてますよね?
Johannes:(翻訳済)はい。ツアー先に竿を持って行く時もあります。
たつき:僕、釣りはあんまりよく分からないんですけど、場所によって釣れる魚も違ってきますよね?
Johannes:(翻訳済)そうなんです。それもあって、このツアー楽しみです。
和春:じゃあ、夜にみんなでお酒飲んで、朝は釣りを楽しんで。
正人:ツアー始まるの夏だし、面白そうだよね。行きますか。
直人:うーん。俺、小学生の頃に友達とブラックバスを釣りに行ったんですよ。それで、竿を投げる瞬間に何かに引っ掛かった気がしたんですよね。でも、気にせずにそのまま引っ張り続けたら後ろの方から悲鳴が聞こえて。何だろうって振り向いたら、友達の頭に鈎が刺さっていて。
正人:それ、覚えてる。友達、めっちゃ泣いてた(笑)。
直人:あの出来事があったからね、俺にとっては釣りはトラウマとなってるんですよ。
──どうやら、インドアな遊びの方が良さそうですね。
和春:僕、サッカーのゲームにハマッているんですよ。これなら安全だと思うので、みんなでどうですか。
直人:俺、サッカーより野球派なんだわ。
正人:実を言うと僕も。
Johannes:(翻訳済)俺もどちらかというと、野球派です。
和春:じゃあ、野球のゲームで大丈夫です(笑)。
直人:それなら、キャッチボールやりたいですね。なので、興味持った人はこのツアー中、グローブとボール持参で。
──趣味を通して、より交流が深まりそうですね。
直人:あとは、ライヴで面白いことが出来たらいいなと。それこそ、全員でフロアタムを持って前で演奏するとか。
正人:すごいな、それ(笑)。
直人:今回、セッションとかないんですけど、機会があればファイナルで何かやれるといいなとは思います。
Interview:ERI MIZUTANI